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ここではブリンズリー・シュウォーツゆかりのミュージシャンをご紹介。

eanie

EANIE GRAHAM (1971)
LIBERTY NAS 1114 (JP)
A-1. Sebastian
2. So Lonely
3. Sea Fever
4. Girl That Turned the Lever

B-1. For a Little While
2. Blues to Snowy
3. Don't Want Me Round You
4. Belfast

PRODUCED BY EANIE GRAHAM and DAVE ROBINSON

CD : HUX 032  (UK 2002)

(plus 2 songs)
Romeo and the Lonely Girl
Only Time Will Tell


このアルバムを中古店で見つけた時は流石に手が震えた。しかも値段が1200円くらい(かもっと安かった)。おまけにDick Gaughanの"No More Foever"も同じような値段で見つけてしまったものだから、正に両手に花という状態だった。
このレコードを初めて聴いたのは友人の家で、その時の第一印象は、ラストの"Belfast"でトラッドの香りのするフィドルが華麗に舞踊っている音色が 耳に残った。それからほどなくしてこのレコードを手に入れることが出来たのは神の業という以外言い様がない。
聴き込むうちにバックの演奏がタダ者ではないなと感じるようになったが、それがブリンズリーの面々を中心としたメンバーだったことに気付き、その抑えた演 奏はブリンズリーの持っている別の面を垣間見せてくれた。彼らのオリジナル・アルバムよりもこのレコードでのバック演奏の方を僕は評価している。
kettle
ちなみにCDには'78年のシングル2曲がオマケ収録されています。いずれもルーモアをバックにしたこれまた名演ですが、特に'Only Time Will Tell'ではスケールの大きい歌とギターが印象的。
cup


miller

Once in a Blue Moon / Frankie Miller (1972)
Chrysalis CHR 1036 (UK)
A-1. You Dont Need To Laugh (To Be Happy)
2. I Cant Change It
3. Candlelight Sonata In F Major
4. Ann Eliza Jane
5. Its All Over

B-1. In No Resistance
2. After All (Live My Life)
3. Just Like Tom Thumb's Blues
4. Mail Box
5. I'm Ready

CD : eagle EAMCD150  (GER 2003)
(plus 4 songs)
I Can See The Train
Blow My Whistle
Rules Of The Game
And Its Raining

PRODUCED BY DAVE ROBINSON


ブリンズリーが全面的に参加したファースト。何といってもオーティス夫人に太鼓判を押されたくらいなので、シャウト気味に歌うフランキー・ミラー も大変魅力的ですが、ここではフォーク/ブルース色が強いですね。スコティッシュ・ソウルを内に秘めたヴォーカルと、サザンソウル・テイストの抑えた演奏 が独特の味を醸し出しています。名曲B-2.でのギター、オルガンの絡みなどは絶品でしょう。またB-3.をカバーしているからというだけではなく、ディ ランの影響も大きいようで、CDボートラでの弾き語りなどは初期ディランの感じです。
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carter

Carlene Carter (1978)
Warner Bros. BSK 3204 (US)
A-1. Love Is Gone
2. Smoke Dreams
3. Between You and Me
4. I Once Knew Love
5. I've Been There Before

B-1. Never Together But Close Sometimes
2. Mr. Moon
3. Alabama Morning
4. Slow Dance
5. Who Needs Words

PRODUCED BY BOB ANDREWS and BRINSLEY SCHWARZ

オッサンばかりが目立つブリンズリーモノですが、こちらはコスプレ系?紅一点、カーレン・カーターのファースト。ルーモアの面々が演奏、プロデュースに全 面参加した英国録音となっています。
'80年発表の大傑作"Musical Shapes"に向けて徐々に気合いが入っていくカーターさん、ここら辺でのヴォーカルは多少堅くやや一本調子の感は否めませんが、良い選曲と比較的抑え 気味の演奏がそれをカバーしてなかなかの良作となりました。ギターの切れが印象的なGP作品A-3.などはコチラのほうが良い出来かと思われますし、オル ガンとギターの絡みがいかにもルーモア風なレゲエナンバーB-1.や、アコースティックなB-2.等も聴きもの。数曲ある自作曲も侮れません。A-4.に はニック・ロウ氏も参加しています。
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redhot

Bongos over Balham / Chilli Willi & The Red Hot Peppers (1974)
TRIO AW-3011 (1979 JP)
A-1. Choo Choo Ch'Boogie
2. We Get Along
3. Desert Island Woman
4. All in a Dream
5. Fiddle Diddle

B-1. Breathe a Little
2. Truck Drivin' Girl
3. Jungle Song
4. Midnight Bus
5. Just Like the Devil
6. 9-5 Songwriting Man

PRODUCED BY RON NEVISON and CHARLIE RILAY

なんかオゾン抜きのコマンダー・コディかと思うようなパブ・ロック・バンド。メンバー全員けっこう腕達者なところを聴かせていますが、全体に正体不明な ナンチャッテ感覚が漂っているのが面白いです。ルイ・ジョーダンやらジェシ・ウィンチェスターのカヴァーがあるかと思えば、ラテンロックなA-3.ではサ ビでいきなりマナサス風コーラスが出てきたり。B-1.ではモロにダン・ヒックスしていますが、バックにはペンタングルのジャッキーさんも加わり、恥ずか しそう に?コーラスしています。ピアノとサックスでアンドリュースが参加。
ちなみにドラムス担当は後のアトラクションズのメンバーとして知られるピート・トーマス、またポール“ベースマン”ライリーは後年ニック・ロウと活動を共 にします。
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al

THE EARLY YEARS / Al Stewart (1977)
JANUS 2JXS-7026 (US)

A-1. Bedsitter Images
2. You Don't Even Know Me
3. I'm Falling
4. A Small Fruit Song
5. The News from Spain

B-1. Electric Los Angeles Sunset
2. Denise at 16
3. Manuscript
4. Clifton in the Rain
5. Night of the 4th of May

C-1. In Brooklyn
2. Old Compton Street Blues
3. The Ballad of Mary Foster
4. Life and Life Only

D-1. You Should Have Listened to Al
2. Love Chronicles

REMASTERD BY BERNIE GRUNDMAN

アルスチュアートの"Orange"にはアンドリュースとシュウォーツが参加していますが、こちらはそこから4曲が収録されている初期4作品から の編集盤(ジャケットはヒプノシス)。CD面に2ndがまるごと入っていたり、メリハリのある楽曲中心に選曲されているためでしょうか、まるでオリジナ ルアルバムの如き統一感が感じられます。歌詞の傾向とか曲調から何となくヨーロピアンな雰囲気が漂いますが、ハッチングスをはじめフェアポート関係者やジ ミー・ペイジ、ティム・レンウィックといった面々による抑え目のサポートが甘めのヴォーカル・スタイルをほどよく中和しているようです。コードワークが "Tommy"みたいな組曲風のD-2.も飽きさせません。
リマスターの効果か、アコースティック・ギターの響きが心地良い。
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dave

Subtle As a Flying Mallet / Dave Edmunds (1975)
RCA PL 25129 (UK)
A-1. Baby I Love You
2. Leave My Woman Alone
3. Maybe
4. Da Doo Ron Ron
5. Let It Be Me
6. No Money Down

B-1. Shot of Rhythm and Blues                               
2. Billy the Kid
3. Born to Be With You
4. She's My Baby
5. I Ain't Never
6. Let It Rock

PRODUCED BY DAVE EDMUNDS

後期ブリンズリーのプロデュースも務めた御大のアルバム。ブリンズリーにエドモンズが加わった布陣で、AB各面のラストでは景気の良いロックン ロールをビシッときめています。その他の曲は(これもまたヒプノシスデザインの裏ジャケの写真からも伺われるように)偏執狂的?ワンマン録音。A-2., A-5.のエヴァリーズはいかにもこの人らしいですが、何といってもアホなのはA-1., A-4., B-3.あたり。古今東西スペクターサウンドに挑戦した人は数多いですが、エンジニアリングも含め全部一人でやった人となるとちょっと思い付きませんね。 まぁ一 人なんで音数は知れているのですが、エコーとコーラスでうまいこと聞こえてしまいます。B-2.では脈絡なくライ・クーダーのコピーまで披露していて、 あぁなんか面白い。
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moto

ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 / 佐野元春 (1989)
mf 32-8H-5091 (JP)

1.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
2.陽気にいこうぜ
3.雨の日のバタフライ
4.ボリビア
5.おれは最低
6.ブルーの見解
7.ジュジュ
8.約束の橋
9.愛のシステム
10.雪-あぁ世界は美しい
11.新しい航海
12.シティチャイルド
13.ふたりの理由

PRODUCED BY MOTO "Lion" SANO & COLIN FAIRLEY

アンドリュースとシュウォーツが全面参加しているロンドン録音ですが、とてもシッカリと作られているアルバムですね。両者とも長いソロを弾くよう なことはせず、的確なバックで全体を引き締めている感じ。リズム隊がアトラクションズなので、全体に(当然ながら)アトラクションズとルーモアの中間のよ うな音作りで変化に富んでいます。1.のラップ調は"Visitors"からの流れでしょうか。 ポエトリーリーディングの6.に流れるオルガンの音色や、13.のギターの切れ味に思わずナミダ。
シングルだった8.は当時ドラマのテーマ曲に使われたため、ボブ・アンドリュースのキーボードがお茶の間に響き渡るというブリンズリー・ファン感涙の瞬間 もありました。
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