ALMOST FAMOUS



jackson

JACKSON BROWNE (1972)
ASYLUM SD 5061 (US)
A-1. Jamaica, Say You Will
2. Child in These Hills
3. Song for Adam
4. Doctor My Eyes
5. From Silver Lake

B-1. Something Fine
2. Under the Falling Sky
3. Looking into You
4. Rock Me on the Water
5. My Opening Farewell


PRODUCED BY RICHARD SANFORD ORSHOFF

ジャクソンのアルバムでデヴィッド・リンドレーのギターが看板となるのは2作目から。こちらのファーストではアコースティック主体のサウンドの中 にあって、エレクトリック・ギターはアルバート・リーが2曲とジェシが1曲担当しています(クラレンス・ホワイトはアコースティックで参加)。ゆったり した音に包まれて朗々と歌わ れる名曲たちの中でジェシ参加のA-4. はひときわ異彩を放っているようです。ラス・カンケルによるドラムの迫力もさることながらリズムにノッたハードエッジなエンディングのギターソロはそんな に長いものではないけれど、アルバム全体の印象をよりクリアにしてくれています。いつ聴いても瑞々しさが失われない永遠の名唱、名演集。
cup


roll

ROCK'N'ROLL / JOHN LENNON (1975)
APPLE EAS-80175 (JP)
A-1. Be-Bop-A-Lula
2. Stand By Me
3. Medley: Rip It Up / Ready Teddy
4. You Can’t Catch Me
5. Ain't That A Shame
6. Do You Wanna Dance
7. Sweet Little Sixteen

B-1. Slippin' And Slidin'
2. Peggy Sue
3. Medley: Bring It On Home / Send Me Some Lovin'
4. Bony Moronie
5. Ya Ya
6. Just Because
 
PRODUCED BY PHIL SPECTOR, JOHN LENNON

このアルバムを買ったのは、1980年12月9日のことでありました。失われた週末、とかいうとちょっとカッコ良いですが、「頭にナプキン乗っけた最低野郎」とか云われていた時代の作品。
最近リミックスされたので割とフツーに聴けますが、レコードではモノラルみたいな一風変わったミックスで、エコーのかかったヴォーカルとモコモしたダンゴ状の音作 りが魅力でもあり判然としないところでもあり、といった雰囲気でした。A-5.でのリズム、ホーンの厚みなどは他では聴けない味があります。あちこちで聴 けるスライドギター(クレジットが何もないのですが、おそらくジェシさん)もダンゴの中に埋もれてモコモコ感を増幅しています。そんな中、ジェシの参加作品の 中でも最も有名かと思われるA-2.の間奏のツイン・リード、これ両方ともジェシっぽいのですが、どうなのでしょう。
cup


circus

ROCK AND ROLL CIRCUS (1995)
ABKCO POLP-1040 (JP LASERDISC)
A-6. AIN'T THAT ALOT OF LOVE : TAJ MAHAL

THE ROLLING STONES
MARIANNE FAITHFUL
THE WHO
JOHN LENNON
E.T.C.

DIRECTOR : MICHAEL LINDSAY-HOGG

永いこと観ることが出来なかった1968年の映像。1曲だけではありますが、若き日のジェシがタジのバンドの一員として素晴らしい演奏を展開して おります。タジのヴォーカルを始めバンドのノリも最高で全編を通じてのベスト・パフォーマンスといって良いかと思います。テレビ慣れしていないのか少し恥 ずかしそうに笑みを浮かべているジェシの姿が印象的。彼の使用する変わった模様のテレキャスター、欲しい!
ついでながらストーンズのセットではブライアン・ジョーンズがスライドを弾くのが観られます。特に調子悪そうには見えないのですが、キースが気を遣ってかいつになくまじめな表情でプレイしています。
cup


jackie

New Arrangement / Jackie DeShannon (1975)
CBS 80878 (UK)
A-1. Let The Sailors Dance
2. Boat To Sail
3. Sweet Baby Gene
4. A New Arrangement
5. Over My Head gain

B-1. Bette Davies Eyes
2. Queen Of The Rodeo
3. I Wanted It All
4. Murphy
5. Barefoot Boys And Barefoot Girls
6. Dreamin' as One

PRODUCED BY JMICHAEL STEWART

1981年にグラミーを受賞するB-1.は、いかにも80'sなキム・カーンズのヴァージョンと大きく異なりいたってシンプルに軽くキメています。ブライ アン・ウィルソンの名前が歌詞に登場するA-2.には御本人もコーラス参加。この曲、カーペンターズもやっているらしいのですが、聴いたことがありませ ん。
ランディ・エデルマンのピアノとニック・デカロの弦アレンジが美しい A-1.からシンガー・ソングライター風なB面まで、変化に富んだ華やかな印象のアルバムですが、抑え気味なヴォーカルのせいか上品なイメージです。ジェ シのギターはといえば、B-3.のイントロの瞬間芸で他の参加者の影が薄くなります。この曲は確かリタ・クーリッジがカバーしていました。
cup


rod

ATLANTIC CROSSING / ROD STEWART (1975)
WARNOR BROS. BS2875 (US)
A-1. Three Time Loser
2. Alright For An Hour
3. All In The Name Of Rock 'N' Roll
4. Drift Away
5. Stone Cold Sober

B-1. I Don't Want To Talk About It
2. It's Not The Spotlight
3. This Old Heart Of Mine
4. Still Love You
5. Sailing
 

PRODUCED BY TOM DOWD

多分みんなそうでしょうが、当時はスローサイドの印象が強く、3曲目のスティーブ・クロッパーのリズムギターに涙したりしていたのが懐かしい。 ジェシと思しきギターも素晴らしい1曲目、Crazy Horseのアルバム既に耳にしていたはずなのに全く印象に残っていなかったという恥ずかしい思い出もあります。
盤をひっくり返してファストサイドに針を落とすと、いきなりものすごいドラムスが聞えてきますが、やはりアル・ジャクソンさんの仕業でしょうか。次の曲は ロッドとジェシの共作、豪快さではアルバム中随一。A-5.はロッドとスティーブの共作。プロデューサーの人脈をフル活用したかのごとく豪華絢爛な布陣で 悪い演奏になるわけない、というところでしょう。'Sailing'のストリングスがアリフ・マーディンだったなんて今さらながらビックリでした。
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noreason

 No Reason to Cry / Eric Clapton (1976)
POLYDOR 531 824-2 (1996 US)
1. Beautiful Thing
2. Carnival
3. Sign Language
4. County Jail Blues
5. All Our Past Times
6. Hello Old Friend
7. Double Trouble
8. Innocent Times
9. Hungry
10. Black Summer Rain
11. Last Night

PRODUCED BY ROB FRABONI

特売でこのCDを入手した数年前、最初掃除をしながら流していたのでしたが、ボートラの11.で故リチャード・マニュエルの歌声が前触れもなくきこえてきたのには本当ビックリ、クラプトンと一緒に歌う部分もあっったりして嬉しさも倍増でした。
ディランが歌っていたり、ロビー・ロバートソンのソロがあったりとThe Bandに吸収されてしまったかの如き有り様で、一体誰のアルバムやらわからないゾ、という見方もできますが、楽曲の良さではソロ・アルバム中屈指の出来か と思われる(といってもライ・クーダーとやったヤツ以降のものはたいして聴いたことがないのですが)'76年作品。
冒頭のマニュエル=ダンコ作品でイキナリ聴こえてくるのはジェシの奏でるイントロで、曲後半ではクラプトンとのツイン・リードも楽しめます。ダンコ作品の 名曲5.でもクラプトンとダンコのヴォーカルを支えていますね。クラプトン自身のブルース・ギターはオーティス・ラッシュのマイナー・ブルース7.でガッツリ 楽しめます。10.でのロビーのギターにも拍手。
cup


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